年下のきみ
テツが使った濡れている浴室に、私は足を踏み入れる。


私の鼓動はいっこうにゆっくりなる事はなく、

お風呂に入っている間も常にドキドキしていた。


手早く済ませて上がると、テツはさっき買った

アイスを食べていた。


「みちるも食べる?」

『あ、うん。』


わざわざ立ち上がって私の分のアイスを

冷凍庫から出してくれた。
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