年下のきみ
テツの横に並んで座り、私はアイスを食べ始める。


チラチラとテツの視線をかんじつつ…。


『どうしたの?』

「一口ちょうだい?」


私のアイスが食べたかったらしく、テツは甘えたように言ってきた。


『いいよ。テツのも一口ちょうだいね。』


お互いにアーンをして食べさせ合う。


「うまい。俺、アイス好きなんだよね。」


テツは子供みたいに嬉しそうにそう言った。
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