年下のきみ
アイスも食べ終わり、のんびりとテレビを見ていた。


アイスのお陰か、私のさっきまでのドキドキは少しおさまっていた。


「みちる、髪の毛乾かしてあげる。」

『…うん。』


やっとおさまってきたと思っていたのに、

テツのこの一言で私の鼓動はまた速くなる。


テツが優しく私の髪の毛に触れ、ドライヤーで乾かし始めた。


触れられる度にドクッドクッと鼓動が鳴る。
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