年下のきみ
「ちょっと公園にでも寄ってかない?」

『うん、いいよ。』


信号待ちの時にテツが公園の方を指差したから、

その公園に寄る事にした。


「先輩、これでいい?」


そう言ってテツは私に紅茶を差し出した。


公園の入口にある自販機で買ってきてくれた。


『ありがとう。はい、お金。』

「いいよ。これぐらい。」


出した小銭を受けとってくれない。
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