年下のきみ
『もしかして、テスト勉強に疲れた?』

「うん。あんまりしてないけどね。」


ニコッと笑ってテツは言った。


「…島先輩とさ、カジ先輩って付き合ってるの?」


いきなりテツがそんな事を聞いてきて、

飲んでいた紅茶をふき出しそうになった。


『えっ!?私とカジが?まさかぁ、付き合ってないよ。』


私が否定すると、またニコッと笑って


「そっか、そうなんだ。仲いいから付き合ってんのかと思った。」


安堵の表情を浮かべた。
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