年下のきみ
・初対面
受験が終わって、私は頻繁にテツの家に行くようになった。


部活に顔は出さないけど、テツに鍵を借りて

夕飯の準備をしてテツの帰りを待つ。


19時過ぎにはクタクタになったテツが帰ってくる。


「ただいま。」

『おかえり。』


このやり取りだけでも幸せを感じる。


部屋着に着替えたテツとテーブルを囲って夕飯を食べる。


このまま一緒に居たいと思っても、私は帰らないといけない。
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