年下のきみ
そして、その日もテツから鍵を借り、

テツの家に行った。


部屋の掃除を済ませて、夕飯の準備に取り掛かると

ピンポーン

チャイムが鳴った。


テツが帰って来るには少し早いと思ったけど、

私は扉を開けた。


そこにはスーツを着た40歳位の男の人が立っている。


『すみません、どちら様でしょうか?』

「えっと、ここは岡田鉄郎の家ですよね?」

『はい、そうです。』

「鉄郎の父です。」


何とテツのお父さんが尋ねてきた。
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