年下のきみ
翌日、私はテツと一緒にテツの実家に向かった。


テツも緊張しているのか、繋いだ手がギュッと握られている。


「ここ、俺の実家。」


わりと新しい一軒家。


表札には「岡田」と書いてあって、

テツの実家に来たという事を実感する。


ピンポーン


テツがチャイムを鳴らすと、家の中からパタパタとスリッパの音が聞こえてくる。


ガチャ


扉が開くと可愛い女の子が顔を出した。
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