年下のきみ
通されたリビングには、この前会ったテツのお父さんが居た。


「よく来てくれたね。鉄郎と会うのも久しぶりだし、また背が伸びたんじゃないか?」


お父さんは嬉しそうにテツに話しかけていた。


ソファーに座ると、お母さんがケーキと紅茶を出してくれた。


「莉子、おいで。」


テツが妹を呼ぶと、妹は嬉しそうにテツの足の上に座った。


莉子ちゃんていうのかぁ。


可愛いなぁ。


きっと、テツに会えて嬉しいんだろうね。
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