年下のきみ
「みちるちゃんと鉄郎くんは、同い年?」

『いえ、私は2コ上です。』

「そう。鉄郎くんの事よろしくね。」


お母さんは優しい笑顔で、私にテツをよろしくと言った。


テツもお母さんも、ただどう接していいのかわからなくて、

こうやって距離をおいてしまっているんじゃないかと思った。


テツの口数は少なかったけど、久しぶりに家族に会えた事は

良かったんだと思う。


結局、私達は夕飯をご馳走になって帰ってきた。
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