年下のきみ
次の日。


いつも通り学校に行ったけど、テンションは低いまま。


由紀にはちゃんと聞いた方がいいって言われたけど。


そして今は放課後。


下駄箱のとこでテツに鍵をもらう為に待っている。


「みちる!ごめん。ホームルーム長引いちゃってさ。」

『全然いいよ。』

「はい、鍵。急いで帰るからね。」

『うん。』

「じゃあ、部活頑張ってくる。」

『あっ、テツ…。』

「どうした?」

『…いや、何でもない。部活頑張ってね。』

「おう。」


ここでも聞けずじまい。


夕飯の時には絶対聞こう。
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