年下のきみ
いつものようにスーパーに寄って、テツの家に行く。


今日はテツの好きなロールキャベツにしよう。


夕飯の準備も終わって、後はテツが帰ってくるのを待つだけ。


ピンポーン


チャイムが鳴った。


『はーい。…えっ?』


テツが帰ってきたと思ってドアを開けた私は固まってしまった。


そこには、昨日テツが一緒に居た女の子が立っている。


「えっと、ここってテツくんの家ですよね?」


その子もビックリしたかんじで私に聞いてきた。


『そうですけど。どちら様ですか?』

「あっ、私は…。」
< 149 / 238 >

この作品をシェア

pagetop