年下のきみ
「みちる、ごめん…。」


何で謝るの?


やっぱり、あの子と何かあるの?


『私、帰る。』


カバンを持ってテツの家を出る。


「みちる、待って。」

『来ないで!』


テツの制止も聞かず、私は走ってテツの家を後にした。


涙は次から次へと流れてきて、

心が痛い。


ねぇ、テツ…。


どうしてあんな顔したの?


何で謝ったの?
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