年下のきみ
私はしばらく泣き続けていて、由紀は何も言わずにいてくれた。


「落ち着いた?」

『うん、ごめんね。』

「泣きたい時は泣けばいいの。少しはスッキリするでしょ?」

『由紀、ありがとう。』


もう昼休みも終わり頃だったから、放課後に話を聞いてもらう事にした。


でも、また目が腫れてしまったなぁ。


昨日から泣きすぎ。


自分がこんなに泣き虫だとは思わなかった。
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