年下のきみ
由紀と別れて私はテツの家まで走った。


まだ帰ってきてないかもしれない。


でも、早くテツの元に行きたかった。


アパートの前に着いたけど、部屋に明かりはついてない。


まだ部活から帰ってきてないんだ。


扉の前で待っていよう。


待ってる間、すごく緊張していた。


もう会ってくれないんじゃないか?


私の事なんかどうでもよくなったんじゃないか?


いろんな不安はあるけれど、私はテツの事信じるって決めたんだ。
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