年下のきみ
下駄箱に行くと、男バレの部員が何人かいた。


「あ、マネージャーと島先輩。」


私達に気付いて駆け寄ってきたのはカジ。


「テスト、お疲れ。」


由紀がカジの肩をパンパンと叩く。


「先輩達、もう帰るの?」

「遊んでから帰るよ。」


由紀の返事にカジの顔がパァッと明るくなった。


「じゃあ、みんなで遊ぼう。」


子供のようにはしゃぐカジを可愛いと思った。
< 16 / 238 >

この作品をシェア

pagetop