年下のきみ
「みちる?」


20分位経った時にテツが帰ってきた。


言いたい事はいろいろあったのに、

いざテツを目の前にすると何も出てこない。


『あっ、あの…。』

「ずっと待ってたの?寒かったでしょ。早く入って。」


いつもと変わらない笑顔で私を部屋の中に入れてくれた。


そんな優しさに私の目からは涙が溢れていた。
< 160 / 238 >

この作品をシェア

pagetop