年下のきみ
『出来た〜!』


最後の星をてっぺんに飾り、私は満面の笑みでテツを見た。


紅茶を用意してくれて、カップをテーブルに置くとテツは私の隣に座った。


「なぁ、みちる。年越しは俺の実家に行かないか?」

『えっ?』


それは突然の事で少し驚いた。


「父さんから連絡きて、正月は実家で過ごさないかって言われてさ。」

『そうなんだ。』

「もちろん、みちるも一緒にって言ってたんだけど。どう?」

『迷惑じゃないかな?』

「全然。母さんも莉子も喜ぶよ。」


で、テツの実家で年越しをしてお正月を迎える事になった。
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