年下のきみ
そして31日。


私は朝からテツの家に来ている。


「みちる、緊張してるの?」


私の顔を覗き込んだテツは笑っている。


『緊張するよ。でも楽しみ。』

「そっか。」


テツはまだ着替えたり準備をしている。


『テツ、のんびりだね。』

「寝坊しちゃったからさ。」


髪の毛をセットしながらそう言っていた。
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