年下のきみ
『本当、連れ回してごめんね。』

「いいって、いいって。」


プレゼントを買い終えて、喫茶店で休憩。


「そういえば、テツの実家でのお正月はどうだった?」

『楽しかったよ。莉子ちゃんがすごく可愛いの。

で、夜は2人で初詣にも行ってきたんだ。』

「良かったね。」


私は楽しかったお正月を思い出して、ニヤついていたらしい。


「みちる?ニヤけてるよ。」

『あ、ごめんごめん。』


私は温かいココアをすする。
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