年下のきみ
『由紀はその後カジとは進展あった?』


私の突然の質問に、飲んでいたメロンソーダを吹き出しそうになりながら由紀はこっちを見た。


「あんまり進展してないんだ。」


俯きながらポツリと由紀が呟く。


『そうなんだ。』

「メールとか毎日くるし、クリスマスの時とか結構気遣ってくれたんだけどね。」

『うん。』

「その先がない。私の事、どう思ってるんだろう?」


いつになく元気がない由紀を見て、少し心配だった。


でもかける言葉がみつからず、

そのまま話が終わり解散。
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