年下のきみ
テツとの甘い時間はいつも早く過ぎていく。


『帰りたくないな。』

「明日学校だもん。」

『うん…。』


こうして私はたまにテツを困らせたりする。


「明日学校でも会えるし、家来ていいんだよ?」

『うん…。』


俯いていた私の顔を覗いてキスをしてくれた。


「充電したから大丈夫。ねっ?」

『うん!』


テツは子供っぽいところはあるけど、

私よりは大人だと思う。


そして、私の扱い方をよく知っている。
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