年下のきみ
でも、1番テツの事を気にかけていたのはお母さんだと思うし

今でも気にしている。


お母さんはテツの本当のお母さんではないけど、

莉子ちゃんと同じ愛情をテツにももっているとかんじた。


『お母さん、今は離れて暮らしているし、これからもこのままかもしれないけど

気持ちはちゃんと通じ合ってますよ。』


一筋の線を描いて涙がこぼれた。


テツとお母さんの間にある壁は、まだ完璧には崩れてないとしても

きっといつか綺麗になくなる日がくるだろう。
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