年下のきみ
私と由紀も他のクラスメートと写真を撮ったり、

メッセージを書き合っていた。


「みちる、マネージャー。」


教室の入口から私達を呼ぶ声がする。


そこに立っていたのはテツとカジ。


『テツとカジじゃん。わざわざ来てくれたの?』


私が駆け寄って行くとテツはニコニコしていた。


由紀はまだ友達に捕まっていて、こっちに来れないでいる。


「島先輩、卒業おめでとうございます。」

『ありがとう、カジ。』


カジは私に卒業祝いの言葉をくれた。
< 208 / 238 >

この作品をシェア

pagetop