年下のきみ
「おっ、お前ら勢揃いじゃん。」


私達の前に現れたのはツバサ。


『ツバサは、杏奈ちゃんが居なくて寂しいんじゃないの?』


私の嫌味に対して、素直に


「うん。」


と言ったツバサに、4人で笑った。


こんな事も今日で終わってしまうんだ。


1年生と2年生はまだ準備が残ってるらしく、

テツとカジは先に教室に戻っていった。


由紀も他のクラスの子と写真を撮るって走っていった。


残ったのは私とツバサだけ。
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