年下のきみ
「ちゃんとみちるの親に挨拶に行くよ。」


テツはもう決めたような感じで話をすすめる。


「まだまだ俺は子供だし学生だけど、

みちるの事は大切だしいつかは一緒に暮らしたいって思ってたから。」

『テツ、ありがとう。』

「みちるのお父さんはいつも何時に帰ってくるの?」

『19時には帰ってくる。』

「明日行ってもいいかな?」

『うん。』


テツはちゃんと私との事を考えてくれてるんだね。


それだけでも嬉しかった。
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