年下のきみ
「ご馳走様でした。」

「テツくん、また遊びにおいでね。」

「はい、ありがとうございます。」


お父さんもお母さんも、テツの事をすごく気に入ってくれた。


『駅まで送ってくるから。』


玄関まで見送りに来ていた両親にそう告げて、

テツと家を出た。


「ハァー、めっちゃ緊張した。」


歩き出すなりテツは安堵のため息をこぼした。


『あっさりオッケーで良かったね。』

「うん。お父さんもお母さんも優しい人で良かった。」


駅までテツを見送って家に帰った。
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