年下のきみ
「おめでとうございます。6週目ですね。また1ヵ月後に来て下さい。」

『はい。』


診察が終わり、待ち合い室に戻るとテツはそわそわしていた。


『今、6週目だって。』


私がそう言うと、安心したのか私の手を優しく握ってくれた。


会計を済ませて、そのままテツの実家に向かう。


もちろん昼間だから、お父さんはいないけど

とりあえずお母さんに報告をしに行く事にした。
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