年下のきみ
気まずい雰囲気が漂う中、最初に口を開いたのはテツ。


「先輩、暑い中来てくれてありがとうね。」


続いてカジが口を開く。


「俺達の気持ちを聞いてほしくて来てもらった。」


そう言った2人の目は真剣で、

私が知ってる無邪気な可愛い後輩ではなかった。


私はしっかりと2人を見て、話を聞いた。
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