年下のきみ
・由紀の恋
『由紀に話があるんだ。』


そう電話をして由紀を呼び出した。


待ち合わせ場所は、駅の喫茶店。


『由紀の方が早かったね。ごめんごめん。』

「みちるが呼び出したのに、遅いなんて…。」

『由紀、今日部活ないのに家に居るなんてヒマ人だね。』

「ヒマじゃないよ。部活ない日は勉強頑張ってるもん。」


プーっと膨れた由紀は、

オレンジジュースの氷をストローでつついてた。
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