年下のきみ
「みちるは悪くないよ。

傷心のとこに付け込むじゃないけど、私、カジに気持ち伝えてみようと思ってるの。

このまま終わるのもヤダしね。」

『うん、頑張ってね。』


私にはそれしか言えない。


由紀はいつからカジの事が好きだったんだろう?


1年生の時からいつも一緒に居たのに、

私は自分の事ばかりで由紀の気持ちに気付いてなかった。


由紀、本当にごめんね。
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