イチゴタルト
「年上の彼氏作る…きゃっ」
「うわっ」
その瞬間、ガチャンというグラスの割れる音が響いた。
「ちょっ、鈴!」
翡翠の声にハッとした。床にはグラスの破片と、アイスティーがこぼれていて…
周りに紅茶のいい匂いが充満した。
「ごっ、ごめんなさい!きゃっ」
急いで立ち上がり、グラスを拾おうとした瞬間、こぼれていたアイスティーに滑ってしまい…
「ちょ、お客様!」
気づいたら、グラスを運んでいた店員さんに抱き止められていた。