悪魔と騎士団 ver.2

何歩か下がるミラノ。

このままじゃ・・・。

「・・・仕方ないなぁ」

そうつぶやいたミラノは

ためらいながらそっと眼帯に触れ

周りに人がいないこと確認すると

素早く眼帯をとった。

“悪魔の瞳”

大きな黒い十字架が

くっきり浮かんだその瞳。

「――――――――――っ」

ミラノは詠唱を始める。



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