悪魔と騎士団 ver.2

・・・やっぱり人間は馬鹿だ。

一緒になんて生きられないよ、クライン。

強く何かを決心したミラノは

そっとクラインに近づき、つぶやいた。

「・・・クライン、ごめんね」

「えっ・・・、ぐっ!!」

クラインは短く声を漏らし、

その場に苦しそうに倒れこんだ。

ミラノがクラインの腹を強く殴ったのだ。

< 23 / 47 >

この作品をシェア

pagetop