好きの想いは右肩上がり
「いやいや
あんまり話したことなかったから、前までの印象です。
今日話せて良かった~
私お邪魔ばっかさせてもらってるから、迷惑でしたよね?
こちらこそ、すいません…
あ、とか言ってる間に家に着いちゃいました」
「あ、ここ?」
「はい。送って下さってありがとうございました。」
「あぁ…
あのさ、結ちゃん」
「はい?」
「別に…迷惑じゃないから…
いつも、無愛想だったのは…緊張してたからだ…」
「え?」
「結ちゃんのこと…すげ…
可愛いなぁ…って…
俺、何言ってんだろ
じゃ、またな?」
顔を赤くした龍佑さんが背中を向けて帰って行った。