好きの想いは右肩上がり
はぁ…と大きなため息が聞こえた。
「違う…そうじゃねぇよ」
「へ?」
「…ナンパ」
ポツリと呟き私を見る龍くん。
「あはは!!大丈夫だよぉ
仕事してるのにナンパなんかされないよ
てか、その前に私なんかに声かけない」
「…ばぁか」
そう言うと
私の頭をガシガシ撫でる。
髪ぐちゃぐちゃになっちゃうじゃん…
「…あ~…マジ心配…」
「???」
私は訳が分からなかったが
龍くんはそれ以上なにも言わなかった。