好きの想いは右肩上がり



はぁ…と大きなため息が聞こえた。



「違う…そうじゃねぇよ」



「へ?」



「…ナンパ」




ポツリと呟き私を見る龍くん。




「あはは!!大丈夫だよぉ


仕事してるのにナンパなんかされないよ


てか、その前に私なんかに声かけない」



「…ばぁか」




そう言うと
私の頭をガシガシ撫でる。
髪ぐちゃぐちゃになっちゃうじゃん…






「…あ~…マジ心配…」



「???」




私は訳が分からなかったが
龍くんはそれ以上なにも言わなかった。



< 40 / 71 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop