好きの想いは右肩上がり



「え!?いりません!!」



「じゃあね~」




その人は私の言葉を制し帰って行った。

私はそのレシートをエプロンについているポケットに突っ込み仕事を続けた。



そして、今まで忘れていた。





…――――――



「…で、そのレシートは?」



私が話し終わると龍くんが低い声で言った。




私は立ち上がり
洗濯機の所へ。



そう…
今まで忘れていたからエプロンをレシート入れたまま洗ったのだ。


「あ~…紙入れたまま洗っちゃったよぉ」




レシートはぐちゃぐちゃの粉々だ。




龍くんも一緒に確認した。



「ふっ…
それでよろしい」



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