好きの想いは右肩上がり
レシートを見た龍くんは満足したのか少し笑顔が戻った。
「でも、またしつこく言って来たらちゃんと彼氏がいるって断れよ?
それでも、言ってくるなら俺が話す」
「ふふっ」
「何笑ってんだよ」
「嬉しいなぁと思って♪」
やきもちってやつでしょ?
最初の時の真顔の龍くんからは考えられないね。
「…ばか」
私は気づいたら龍くんの腕の中におさまっていた。
「結ちゃん」
見上げると、少し荒っぽいキスがふってきた。
「……っん…りゅ…う…」
あまりにも気持ちいいキスに
龍くんの服をぎゅっと掴んだ。