桜の木の下で
わしは黙って桜を眺めもの思いに耽っていた。

確かに最初惹かれたのは百合の魂だったからじゃ・・・

だが話していく内に瑠璃自身の魅力が見え始めた。

他人思いで泣き虫で謙虚で意地っ張り・・・・

そんな瑠璃自身を愛おしいと感じたんじゃ・・・

のう・・・・百合?

わしはやはり3000年待ったかいがあったようじゃ。

おぬしはわしと瑠璃の恋を祝福してくれるだろうか・・・・
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