桜の木の下で
仕事を終えて気がついたら夜になっていた。

また私は桜の前に来ていた。

満月まであと少し。
早く満月になってほしい。

あなたに早く、逢いたいの。

だけど私がいない間神社はどうしよう??
この神社は私の霊力で魔が入らないように守っている。

どうしたら…

「瑠璃。」

「お母様。」

気がついたらお母様が傍にいた。

「また、桜を眺めているのね。」

「うん。」

そういって暫く2人で桜を眺めていた。




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