桜の木の下で
「行って来なさい。あなたが帰って来るまで私と姫ちゃんで神社は守っているわ。」

「お母様・・・・」

「日々、悔いのない様にいきなさい。それがあなたの道筋なのだから。」

道筋?
ああ、お母様にも魂の記憶が残っているのね。

百合さんと瞳が似てる。

「うん。行って来るね。」

悔いを残したくないから。
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