桜の木の下で
自分がすべきことがなんなのかはわかっている。

この神社を守ること。

これは小さい頃から変わらないことだね。
でも、ね。

今はもう1つ守りたいものが出来たの。
刹那の心を守りたいの。

だから私は行きます。

これは私の物語。
だから今を精いっぱい生きて自分の思う通りに進むの。

「間違って、ないよね?」

小声に出してみると風が吹き吹きあがった。
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