桜の木の下で
優しさ
刹那と仙樹さんのやりとりをきいていたら急に仙樹さんが私に話を振ってきた。
「そう。刹那様の気持ちはわかりましたわ。だけど私はまだ瑠璃を認めていませんわ!瑠璃が私が命じて施させたまじないを破ることができたなら認めますわ。」
私がまじないを破る?
どうすれば破れるの?
これは魂の記憶でもわからない。どうすれば・・・・
そう考えて下を向くと百合さんから受け継いだ弓と矢があった。
これを使えば、もしかしたら・・・。
「私、やります!」
「瑠璃?」
心配そうに刹那がこちらを向く。
「まかせて!」
私は桜の木に向かって弓矢を構えた。
思いを込める。
そうして思いっきり矢を放つ。
そうして樹に矢が当たった瞬間光とともにまじないがはじけとんだ。
その瞬間空気も浄化され澄み渡った空気になった。
「やった!!」
思わず叫ぶと刹那が駆け寄ってきた。
「瑠璃!やったのう。」
嬉しそうに微笑んでいる刹那。ああ、やっぱり私この人が好きだな。
改めて実感した。
「うん!」
「刹那。瑠璃さん。御主らの勝ちのようじゃ。帰りなさい。仙樹も文句はないな。」
そう言って大長老様は仙樹さんを見つめる。
「・・・・・。ええ。私の負けね。」
「仙樹もこう言っておる。刹那。」
「なんじゃ大長老。」
「今度こそ幸せにな。」
「ああ。」
そう答えると刹那はこちらに振り返った。
「さあ。人間界にもどろう。」
そう微笑んで刹那は私の手を引く。
「そう。刹那様の気持ちはわかりましたわ。だけど私はまだ瑠璃を認めていませんわ!瑠璃が私が命じて施させたまじないを破ることができたなら認めますわ。」
私がまじないを破る?
どうすれば破れるの?
これは魂の記憶でもわからない。どうすれば・・・・
そう考えて下を向くと百合さんから受け継いだ弓と矢があった。
これを使えば、もしかしたら・・・。
「私、やります!」
「瑠璃?」
心配そうに刹那がこちらを向く。
「まかせて!」
私は桜の木に向かって弓矢を構えた。
思いを込める。
そうして思いっきり矢を放つ。
そうして樹に矢が当たった瞬間光とともにまじないがはじけとんだ。
その瞬間空気も浄化され澄み渡った空気になった。
「やった!!」
思わず叫ぶと刹那が駆け寄ってきた。
「瑠璃!やったのう。」
嬉しそうに微笑んでいる刹那。ああ、やっぱり私この人が好きだな。
改めて実感した。
「うん!」
「刹那。瑠璃さん。御主らの勝ちのようじゃ。帰りなさい。仙樹も文句はないな。」
そう言って大長老様は仙樹さんを見つめる。
「・・・・・。ええ。私の負けね。」
「仙樹もこう言っておる。刹那。」
「なんじゃ大長老。」
「今度こそ幸せにな。」
「ああ。」
そう答えると刹那はこちらに振り返った。
「さあ。人間界にもどろう。」
そう微笑んで刹那は私の手を引く。