イジワル執事が子猫サマを独占?しちゃうお話*
「とりあえず…」
ん??
「逃げないようにしねーと。」
は?
奴のポケットから出てきたブラウンの皮製の首輪と、鉄の鎖…。
「はぁっ!?」
まさか…?
「俺のペットだから。」
なにーっ!?
そしてあたしの首に奴の手が触れる。
「ひゃっ…」
冷たい…。
首輪があたしの首を這う。
「やぁっ…!」
奴の手を剥がそうと抵抗する。
が、一向に剥がれない。
何故…?
あたしは目一杯力いれてはがそうと…
まって…、力が入らない。
奴の力が強いから剥がれないんじゃなくて、あたしの手に力が入ってないから剥がれないんだ…。