イジワル執事が子猫サマを独占?しちゃうお話*
恋(乞い)に落ちる午後のこと
憂鬱は悲しみを引き連れて
しょんぼりと頭をもたげて朝ご飯を食べるあたし。
その首には犬、猫、その他家庭にいる生き物たち(哺乳類)の如く首輪が揺れる。
足には重たい足枷。
こんなことならあんなことしなければ…殺人なんて…
殺意はなかったのよ…ただの気の迷いで…
ええ、でもしたことには間違いないのね…
って…囚人かあたし。
ボケが長いぞあたし…。
がんばれ…莓…。
「食うのおっせ。
もー片付ける。」
悪魔は鋭い目つきで死刑を宣告し、私は絶望に顔を歪ませるのです…。
「誰が悪魔だ…。
いっとくが朝飯少ししかくってねぇのはてめぇのせいだ。
これでてめぇが死んでも俺のせいじゃないからな。」
ついつい思ってたことが口をついたらしい…。
人は、いくら見た目がよくたってその中身がどうしようもないくらい腐敗が進んでいればその人はきっと人として生きてはいけないのです…。
あたしは思う。
嗚呼、神ヨ
私ヲ自由ニシテオクレ…。
「あほ。」