私、恋しました。




なんでだろう



「嫌いなわけねぇじゃん、生徒なんだから」



生徒という言葉を強調して言った


林間学校の日は、朝から高熱を出していたがどうしても矢野に会いたくて行った


なのに矢野は居なくなる



「先生、菜々が帰って来ない」



その言葉に俺は教師という立場を忘れて、無我夢中に走って居た




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