私、恋しました。




「そりゃあ好きな女には優しく、だろ?」


「先生!」



嬉しすぎて抱き付くと一瞬よろけたがしっかりと支えてくれた



「先生、あたしも大きくなったら先生みたいな先生になる!」


「ふっ、楽しみにしてるよ」



先生はポンと頭を叩いて優しく微笑んでくれた


そのときの顔は、1人の男ではなく“先生”の顔でとても逞しくみえた




< 199 / 406 >

この作品をシェア

pagetop