私、恋しました。




「わっ……」



出たよこの気持ち悪いぐらいの笑顔



「席着け」


「はい…」



先生はそれだけしか言わなかった


その掛け声はみんなにも届き、それぞれ席につきだした


あたしも着こうといそいそとこの場を離れようとすると


ガシッと腕を掴まれ


一瞬、ほんの一瞬だったけど先生の唇があたしの唇に触れた




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