私、恋しました。




やっぱりあたし、別れたくない。



「郁大好きだよ」



ナイスタイミングで予鈴が鳴り

今日は玲ちゃんと帰るから来ないからね

そう笑顔を残しこの場をあとにした



「菜々!」


「……んっ…」



帰って行くあたしを引き止めてされたキスは、コーヒーの味だった




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