私、恋しました。




その時あたしの頬にヒリヒリと痛みを感じた


それが優に叩かれたなんて理解するのに時間はかからなかった



「優…」


「お姉ちゃんは汚くないよ!」


「でも…っ……」


「そのとおり、菜々ちゃん自分を責めちゃダメ」


「っ…千夏さん」



ごめん、全部聞いてた


そう言って向かいのソファーに座った




< 307 / 406 >

この作品をシェア

pagetop